畳について
about tatami

   1.畳の性質と効用

‐化作用
畳表は二酸化炭素ガスを吸収する作用があり、知らず知らずのうちに空気をきれいにし、
健康な環境づくりに役立っています。
∧歇勝γ杷効果
冬は室内の暖かい気温を外に逃がさず、夏は外気の高温の進入を防ぐ働きをします。
5杣勝κ湿作用
梅雨時など湿気の多い季節は水分を吸収し、逆に室内が乾燥してくると
蓄えた過度な水分を放出するというエアコン作用を備えています。
さ朮燦果
隣や真上の部屋がフローリングだとこちらに音が響きますが、畳だと音を吸収して響きません。
ッ椴論
お年寄りや小さいお子さんが万一転倒しても、弾力性のある畳だとそのショックを和らげます。
また大切な就寝では体圧を分散し背骨の曲がりを防止します。
δ胆展果
畳の部屋はイグサが醸し出す香りで、疲れた身体を癒し、心を静めてくれます。

    2.畳の大きさ

和室の広さと言えば、畳の帖数が一つの目安になって
いますが京間(本間)・江戸間(関東間)等、和室造り
のうえで広さの違いがあることは良く知られています。
京間 江戸間 中京間
長さ 6尺3寸(191cm) 5尺8寸(176cm) 6尺(180cm)
3尺1寸5分(95.5cm) 2尺9寸(88cm) 3尺(90cm)

目安として、京間の6畳は江戸間の約7.1畳の大きさ、京間の4畳半は約5.3畳の大きさになります。

京間は京都・大阪を中心に中国・九州地方で使用され、江戸間は関東・東北・北海道に広がり、現在では全国的に使用されています。
中京間は名古屋・岐阜・北陸の一部に残っており、団地・アパート・共同住宅で使用されているものは団地間と呼ばれています。
ちなみに団地間の大きさは、長さ 5尺6寸(170cm) 幅2尺8寸(85cm)です。
畳はその部屋の大きさや形に合わせて作られているので、当然各部屋によって大きさが微妙に異なっています。
例えば8畳間の場合、8枚の畳が全て同じ大きさであることはまずありません。部屋の畳の一部を入れ替えて畳を収めようとしても
きちんと収まらなかったり隙間ができてしまったりするのは、そういう理由からです。

   3.畳の敷き方

畳の敷き方はどこの家も同じですね。
敷き方には祝儀敷き、不祝儀敷き(布敷き)があります。


8畳間 説 明
祝儀敷きと言うのは、一般的に使われている敷き方です。
婚礼や祝い事の時に敷くとされていました。
まず床の間の前に敷く畳は、床の間に平行に敷き、床の間のない場合は
出入り口が平行になるように敷きます。
不祝儀敷き(布敷き)は、昔は葬儀の時の敷き方でしたが、
今では大広間や寺院などで見られます。
最近は畳を敷きかえることはしなくなりましたので、
一般家庭で見かけることは滅多に無いでしょう。
稀に茶室でこの敷き方が使われています。
ヘリの幅を向き合った畳同士で揃えるのに、
畳屋としてはとても神経を使います。


    4.畳の構造

畳は畳表(表面のござ)、畳床(芯部分)、畳縁(畳の布部分)で構成させています。

裏返し・・・現在使用している畳床・畳表をそのまま利用し、畳表は裏に返して新しい縁をつけなおすこと。
表替え・・・現在使用している畳床はそのまま利用して、畳表・畳縁を新しいものに取り替えること。
新畳・・・畳表・畳床・畳縁を全て取り替えること。お部屋の寸法を測り、新しく製作します。
車のシートに例えてみると、表替えは生地の張替え。
裏返しは生地を裏返して再利用(そんな事できるのか?笑)
新畳はシートのスポンジからごっそり替える。
例えになりました?
裏返しは3〜4年を目安に行い(5年目以降は畳表の裏側の日焼けが進みます。)
表替えは裏返しをしてから4年目くらいを目安にして下さい。
畳床の寿命は部屋の湿度度合いによって違いますが20〜30年です。
歩いてブカブカしたり、畳の表面を触ってにて波をうった感じがあると寿命です。
こうなった畳をいつまでも使用していると、畳の機能はもちろんのこと衛生上にもあまりよくありません。
新畳にすることをおすすめします。


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