昨年一年で、こんな問い合わせがありました。
内容は、折込広告を見て、「先着100名様に
7,000円を2,500円で施工」とうたった畳業者に
問い合わせをし、家に来てもらったら、「
たった
今、商品がなくなりましたが、15,000円の畳を
10,000円でなら出来ます。
」と、言われたという
事で、それなら他所にも聞いてみようと、
当店にも問い合わせをいただきました。

その翌々日、先日とは違う方から問い合わせで、
同じ業者に、問い合わせをしたらしく(時間は
前者の半日後)、「まだキャンペーンの畳はある」
との事で来てもらいました。
すると、今度の営業マンは、家に上がるなり
マジックで畳の所々にマークを付け始めました。
そして、「あ、キャンペーンの畳は終わりました
よ。でも今なら20,000円の畳が12,000円です。」
といって、
見本も見せないで畳を持って帰ろうと
した
ので、即座に断り帰ってもらったとの事でした。

私も気になり、翌日友人が問い合わせをしたら、
「キャンペーンの畳はある」との事でした。
いつまであるのでしょう?どこにあるのでしょう?

こういった手法の商売を「
おとり広告」と言って、
この手は賃貸業者やサラ金業者でもよくみられ
ます。見込み客(畳を替えようと思ってる方)に
直接会い、「来てもらったんだから、帰ってもらう
のも悪いわ。」と、
人の心理を逆手に取った卑劣
な営業です


そして、
見本では良い物を持ってきて、実際に
してもらった畳は違ってた
(かなり悪い)という
話も耳にします。実際、右の写真は、1年で傷んで
しまい、仕方なく当店に来られたお客様の畳です。

あまり他業者をとやかく言いたくないのですが、
当店に相談に来られたお客様に『なぜこういう業者
って知ってて注意を促さないの?』と、耳が痛い
ご指導をいただくことが、しばしばあります。
『安心・丁寧・親切』そんな言葉に惑わされる方も
少なくないと思います。
一日500畳仕上げる=丁寧・安心ではありません。
一日20人のカットをする美容師と、5人しかしない
美容師、どちらが丁寧でしょうか?少し考えれば
分かることです。
最近では
「産地から直接仕入れ」とうたったりして
ますが、所詮詐欺集団
で、まず中国産です。

畳屋を選ぶのはお客様です。どこの畳屋に見積り
や注文するにしても、断る勇気をもってしてください。
それは当店に見積りをさせるにしても同じで、毅然と
した対応で構いません。どんな職種でどんな業者でも
断るときはきちんと断って、曖昧なリアクションは
執拗な営業に変貌しますからご注意を。



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